PR

解除条件と停止条件の簡単な覚え方をご紹介!それぞれの違いについても詳しく解説しています!

法律に関係する言葉
記事内に広告が含まれています。

法律に関する言葉として、解除条件と停止条件という用語があります。

特に民法やなどで、契約や約束を交わすときに重要な要素になりますね。

ところが、解除条件と停止条件のどちらも、未来の不確実な事実の成否にかからせる特約ですが、両者の違いがごっちゃになって覚えにくいという声が多いです。

これ、私もよく分かります。
大学の法律の授業で初めて習いましたが、最初はなかなか覚えられませんでした。
何度も触れるうちに慣れて、今は普通に記憶に定着していますが。

しかし、解除条件と停止条件をきちんと理解していないと、資格試験だけでなく、実際の契約を結ぶ際にもトラブルが起こることがあります。

そこで、この記事では、解除条件と停止条件の覚え方をできるだけ分かりやすく説明し、それぞれの違いも詳しく解説しています。

解除条件と停止条件の簡単な覚え方

解除条件と停止条件の覚え方を簡単にまとめてみます。

まず、こちらを覚えておくとよいと思います。

  • 解除条件:何かが終わるきっかけ
  • 停止条件:何かが始まるきっかけ

例をあげてみます。

「もし来週雨が降ったら、ピクニックを行わない」と約束しました。

この場合、「来週雨が降る」というのが解除条件になりますね。
雨が降れば、ピクニックの計画はなかったことになります。

一方で、「もし来週晴れたら、ピクニックに行く」という約束をしたとしましょう。

ここでの「来週晴れる」というのが停止条件ですね。
晴れた場合にのみ、ピクニックの計画が実行されます。

そのため、解除条件は終わるきっかけであり、停止条件は始まるきっかけになるというわけです。

とはいえ、やはり「停止」と「解除」という言葉がややこしいですね。

特に停止条件が言葉のイメージと逆なので、混乱しやすいのだと思います。
「停止」という言葉から、効力が「始まる」というイメージがなかなか浮かんでこないですよね。

解除条件は、特定の条件が満たされると、契約などの法律行為の効果がなくなる条件です。
こちらは、効果が解除されると言い換えると、比較的理解しやすいと思います。

一方、停止条件は、ある条件が満たされたときに、それまで効力を持っていなかった法的効果が始まる条件です。
この概念がイメージしにくいと思います。

なので、停止条件を次のように理解しましょう。

停止条件は、法律効果が特定の条件が満たされるまで停止状態だけど、条件が整ったら効果が始まるよ!

つまり、法律効果を停止するための条件ではなく、効果を停止されている条件と捉えるということです。
そして、停止させている条件がなくなれば(条件が満たされたら・整ったら)、効果が発生する・始まるということになります。

ここでのポイントは、解除条件は条件が満たされた後の状態停止条件は条件が満たされる前の状態に着目することです。

これで、少しは覚えやすくなったでしょうか。

とにかく、解除条件は効力を消滅させて何かが終わり、停止条件は効力を発生させて何かが始まる。
強引でもいいので、これを覚えておきましょう。

解除条件とは?

では、改めて、解除条件について詳しく説明します。

解除条件とは、ある特定の条件が満たされたときに、法律行為(例えば契約)の効果がなくなる、つまり「解除」される条件のことを指します。

もっと簡単に言うと、何かの約束や契約が、ある特定の「もしも」が起きたら、約束や契約がなかったことになるというルールです。

解除条件は、日常生活の中でもよく見られるものです。

先ほどと同じく、ピクニックの例で考えましょう。

友人たちと「もし明日雨が降ったら、ピクニックは中止にしよう」という約束をしたとします。
ここでの「雨が降る」というのが解除条件にあたります。

つまり、条件が満たされる(雨が降る)と、ピクニックに行くという契約(約束)の効果が解除され、ピクニックは行われなくなります。
雨が降ったら、ピクニックに行くという約束がなかったことになるというわけです。

このように解除条件は、条件が満たされた際に、既に存在する契約や約束が無効になるという点で特徴づけられます。

停止条件とは?

続いて、停止条件について詳しく説明します。

停止条件とは、特定の条件が満たされたときに、法律行為(例えば契約)の効果が一時的に発生する、または再開する条件のことを指します。

もっと簡単に言うと、何かの約束や契約が、ある特定の「もしも」が起きたら、約束や契約が成立するというルールです。

停止条件も日常生活の中でよく見受けられます。

こちらも、先ほどと同じくピクニックの例で考えてみましょう。

友人たちと「もし明日晴れたら、ピクニックに行こう」という約束をします。
ここでの「明日晴れる」というのが停止条件にあたります。

つまり、条件が満たされる(明日晴れる)と、ピクニックに行くという契約(約束)の効果が発生し、実際にピクニックが行われることになります。

このように停止条件は、条件が満たされた際に、それまで保留されていた契約や約束が有効になるという点で特徴づけられます。

解除条件と停止条件は以上のような違いはありますが、どちらも普段のちょっとした約束から、大きなビジネスの契約まで、様々な場面で使われます。

日常生活では、このような条件付きの約束をしばしば行いますが、法的な文脈では、これが契約の成立や効力の発生に直接関わることがあります。

未来の不確定な出来事が契約の存続に影響を及ぼすので、契約に合意するときには、どういう条件でとうなるのかを確認することが重要になりますね。

まとめ

解除条件と停止条件は、その言葉のイメージゆえに、混同しやすい用語ですね。

簡単な覚え方を紹介しましたが、参考になったでしょうか。

両者の違いを理解することは、大学の試験や各種資格試験、さらには実際に契約を結ぶ際にも重要になってきます。

ぜひこの記事で、解除条件と停止条件の理解に役立てることを願っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました